管理手数料の相場
業者に賃貸管理を依頼する場合に必要となる手数料の相場について、関連のある情報とともに紹介していきます。
賃貸管理の依頼、手数料の相場とは?
業者に賃貸管理を委託する手数料は、家賃の4%~10%程度というのがひとつの目安となっています。
ちなみに、法律で所定の計算式が定められている物件の仲介手数料とは違い、賃貸管理業務の手数料には法的根拠というものはありません。
それゆえに、依頼者の無知につけこみ、より高額な料金を請求してくるといった手合いがいないとも限りません。
不動産業界には、いわゆる悪徳業者という存在がまだまだ生息しています。
またそこまでいかなくても、自社の利益優先で依頼者に不利な取引を持ちかけてくることもありえます。
こうした点をキチンと踏まえた上で、依頼先は慎重に選ぶべきです。
依頼できる業務の範囲と、手数料の兼ね合い
悪徳業者を排除した上で、ご自身が依頼する業者選びの際に確認しておきたいのが、依頼できる業務の範囲と、手数料の額との兼ね合いです。
前述の通り、賃貸管理委託の手数料は、家賃の4%~10%程度が相場ですが、実際に提示されるパーセンテージにどこまでの業務内容が含まれているのかをしっかり確認しておくことが大切です。
例えば、比較的パーセンテージが高いという場合でも、入居者のクレーム対応に24時間体制で対応しているケースや、入居者の募集、退去後の原状回復までがセットになっているといったことで見れば妥当と言えます。
逆に、いくら割合が低くても、業務範囲が狭ければ、本業を持ちながら副業で賃貸経営という場合にはあまり適しているとは言えません。
なお「マンション・アパートの管理方式」のページでは、マンション管理・アパート管理を委託する場合の種類についても解説しています。
文字通りすべてを依頼できる「全面委託方式」、部分的に内容を依頼する「部分委託方式」、そしてすべてを自身で行う「自主管理」があります。
手数料の割合とも密接に関わってきますので、理解を深めておくことをお勧めします。